皆様お疲れ様です。コロナバブルとコロナ第二波が入り乱れている今日このごろですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
管理人は、今回クライストチャーチ付近の地震とコロナが重なった事で、ふと東日本大震災の事を思い返していました。
アドベントチルドレン発売から2年後の2011年に起きた未曾有の大厄災である東日本大震災は、丁度Greeの(ほぼ)閉鎖後に行き場を失っていた管理人とFF7ファンにとって、記憶から消えない印象的な出来事となりました。
昨年、当時の「黒い津波(black death wave)」が8年ぶりに見つかったというのも受け、当時の事を振り返ってみたいと思います。

3月11日、昼。管理人は大学の帰り、渋谷のAnimateで4匹のヨッシー人形を買い、両腕にヨッシーを抱えながら渋谷TsutayaでACCのDVDをチェックしていた。
ゲーム充。そんな状態でセフィロスをチェックし帰路につこうとしたその時ーいきなり地面が微細に揺れだした。「地震?」Tsutaya店員の呟きを聞いた瞬間、私は本能的に地下B2階を出ようと渋谷スクランブルの階段へ走り出していた。
「もしかしたら最近囁かれている関東地震かも?」ただのチキン精神だったが、7秒後、しぶ地下からの出口に着いたその時、地面が唐突に左側に’滑り'、予感は現実化した。
その時、渋谷スクランブルにいた全員が、スクランブルそのものがまるで一枚のプレートの様に歪むのを目撃した。自身たちも倒れるように手すりにしがみつき揺さぶられるのだが、その間、視界に入る109ビル群が歪み、多重に重なり合ったレイヤーのように'平行に'地面の上を移動している異様な光景を呆気に取られて見ているしかなかった。
「ちょっと...どいて下さいね」
流石に不機嫌になるわ、とばかりの見ず知らずのルビーさんっぽい()お婆さんの声に我に還ると、地震はひとまずは落ち着いていた。そして、どうやら余りの事に知らないお婆さんの腕をきつく掴んでいたらしい。「すいません…」と混乱しつつ腕を放し、追いつかない頭でスクランブル地上へよろけ出る。両腕のヨッシー達も無事だ。
他のスクランブルにいた人々も騒然としていたが、追いつかない頭で兎に角恐怖の動き方をしていたビル群から離れる為に、ヨロヨロと歩き出していた。
奇妙な静けさの中、殆どの人々は無言で山手線改札へ、一部はスクランブル中心にゾロゾロと集まる。皆携帯を耳に当てていたが、誰の携帯も圏外だった。そして、山手線は止まっていた。
携帯はかからないが、私は溢れ出る行き場を失った人々の群れの中、SNSとツイッターに連絡する事にした。「今、渋谷駅にいるけどなんとか大丈夫!皆大丈夫?」
そう書き込みながら、余震・震度5が止まらない。恐怖のあまり、人の群れを掻き分けてディシディアのセフィロスのポスターを探し始める。セフィロスと一緒ならビル崩壊でも上手く生きる気がしていた。
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セフィロスのポスターだけ無かった為しばらく不本意そうにクラウドのポスターの前に佇んでいたが、やはり心から不本意であったためポスター探しを断念。自宅まで線路沿いに徒歩で歩き疲れ果て帰宅。SNSでも皆大丈夫だと返信がぽつぽつと来始めていた。
そして、家のセフィロスフュギア以外全ての書物が崩壊し倒れていたが、セフィロスはその中心で無傷だった。即それもコミュニティに投下しつつ「なら、大丈夫かもしれない…」と思ったその時、母親がフクシマの津波を知らせて来た。
SNSでも「津波がやばい」という書き込みで埋め尽くされていた。
そして、その時私は見たのだー
画面の向こう側だったがー
東北が黒い津波で埋め尽くされて行くのをー
(その2に続きます)

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